絵本のチカラ

前回のブログで絵本に触れましたが、

長らく、絵本は私の仕事の相棒です😊



私は11年間

幼稚園の先生をしていました。


幼稚園では、

子どもたちが帰る前の

集まりには必ずといっていいほど

絵本を読みます。

何かで興奮している子どもがいたとしても

すぅっっと

絵本の世界に入っていき、

絵本を読み終えると

穏やかになっているんです。


11年の間、

絵本を読むよー、と声をかけた時に

嫌がった子はいません。

絵本が嫌いだという子も

ひとりも出会ったことがありません。


絵本は偉大なのです💕



私は今まで

絵本の研修に

何度も参加しました。

そして

絵本のチカラって

めっっちゃすごいっ✨✨‼️と

研修の後は、毎回興奮するんです。


そんな数々の研修の中でも

ある研修が今もすごく心に残っています。

それは、

絵本の読み聞かせのときに

脳の働きがどのように活性しているのか

という研究の研修でした。


聞き手の脳が活性するのは

想像できます。


ですが、

なんと

読み手の脳も活性するんだそうです✨


脳の認知機能の部分が活性するのかなぁ

くらいに思いましたが

なんと❗️

快・不快、本能の部分をつかさどる

大脳辺縁系

活性されるというのです😳✨


これって

人の源にダイレクトにつながる

ってことですよね。


しかも、

大脳辺縁系

記憶という部分を含みますから

絵本を読むことで

前に読んでもらった

ときの幸せな気持ちに

瞬時につながるのだそうです。



そして、

その研修では

絵本の読み聞かせボランティアの

団体の方のお話の映像がありました。


その読み聞かせのボランティアは、

さまざまな年代の方がいて

子どもとのかかわりが密な方もおられますが、

子どもに慣れてない方もおられるという

ことでした。


絵本の読み聞かせの会になると、

子どもたちは好きな絵本を選び

好きなボランティアさんのところへ行って

選んだ絵本を読んでもらうのだそうです。


その会では、

必ずしも

子ども好きで絵本を読むのが上手な

ボランティアさん人気なのではなく、

たどたどしく読むお年寄りの方が

人気があることが多いとか。


『それは

人生の5分間(一冊にかかる読み聞かせの時間)を

共有している

ということに

深みがプラスされるからなのだと思います』

と話されたことに

私はすごく感動したんです。


何年も前の研修でしたが

今になっても

心に響いています✨



そういえば、

私が小さかった頃に

買ってもらった絵本

何十年とたってますが、

まだ大切にとっているんです🥰


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このブログの記事を

綴るために

何十年かぶりに開いてみました。



題名どおり

ひらがなに興味をもってほしい

文字を楽しんでほしい

という願いから生まれた絵本なんでしょうね。


この絵本

ハードカバーの絵本ではないんです。

でもすごく状態が良さそう。

1ページめくると

ふちが茶色くなってるけど

きれいです。


すごく好きな絵本だったから

もっとボロボロなのかと思ったけど、

実際はそんなに読まなかったのかな

記憶違いだったかな‥

そう思いながら

またページをめくったんです。


すると

絵本のひらがなの文章のとなりに

手書きで、カタカナの同じ文章がありました。



両親が、

絵本を使って私にカタカナを

教えてくれていたんでしょうね。


すっかり忘れていましたが、

小さな私の隣に両親が添って

読み聞かせてくれている姿や、

そのときの

『これ何❓』って

しつこく私が聞いているのに対して

両親が丁寧に答えてくれている姿、

冬に寝る前に読んでもらっていたときに

私の冷たい足を

お父さんの足はあったかいから

くっつけてたらあったかくなるよ

とくっつけてくれたことまで

浮かんできました。


愛情をそそいでもらっていることを

受け取っていたんですね。

だから何十年と

こんなにきれいに

今まで保管していたんだ、

ジーン‥ときました🥰



今、新しい絵本を職場にお迎えするために

選んでいるところです。

絵本を手にとった子どもさんにとって

誰かと人生の5分間を共有する時間が

幸せで

ありますように。

そのために

素敵な絵本を選びたいと思います💕