おへそのあな

私が好きな絵本は
そりゃ〜もう たっくさん
ありますが、
今日は、
子どもも大人も一度読んでもらいたい‼️
と思う絵本をご紹介します🥰

それはこちら

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おへそのあな



この表紙とタイトルから

想像していただけると思いますが、

お腹の中の赤ちゃんが

自分がつながっている

お母さんのおへそのあなから見える

外の世界が描かれています。


そこには

生まれてくる赤ちゃんへ

家族それぞれがささげる愛が

溢れています。



絵本なので

短い文章で

20ページくらいなのですが、

これはもう、ドラマです❤️

読んでいる間も

幸せな気持ちになりますが、

絵本を読んだ後も

思わずその赤ちゃんが生まれて

どうなったかな〜と想像して

また幸せな気持ちになります💕



私はこの絵本を

0歳の赤ちゃんのお母さんたちの

集まりで読み聞かせしました。


それまで、

おしゃべりをして

わいわいしていた空気が

いっぺんに絵本色に染まりましたよ。


絵本を読み終えると

わぁ‥

という声にならない声が聞こえ

それぞれが

それぞれの想いと向き合っておられるのを

感じました。


子どもさんがお腹にいたときのことを

思い出したかもしれないし、

お母さんのご両親、ご家族のことを

思い浮かべたかもしれません。

そして、ご自身の存在について

考えたかもしれません。




絵本の読み聞かせのとき

大事にすることは

『絵本の世界を壊さないこと』

です。


絵本の中にある文字が

その絵本のことばのすべて、です。

世界です。


読み聞かせの途中、

私が解釈したことをはさんだり

絵や文章について説明したりすることは

絵本の世界を壊してしまいます。

子どもに読み聞かせている場合は、

子どもの想像力が育まれる機会を

うばってしまいます。


それから

絵本を読んだ後の余韻も

絵本の世界の一部だと

私は思っています。


だから、読み聞かせ後に

私の解釈を話したり

感想を言ったりはしません。

それぞれが感じたことや

イメージした世界を

大事にしてほしいと願って

そっと終わります。



なので、

その0歳の赤ちゃんのお母さんたちに

読み聞かせした後は

絵本についての話はしませんでした。


それでも

心の中では、

お母さんたちに向けて

子どもさんも

お母さんご自身も

ますます大事にしてくださいね❤️

と語りかけました。



さて

このブログは読み聞かせではないので

私の絵本の感想も書かせていただきますね。


私はこの絵本を読んで、

自分もこうやって望まれて生まれてきた

かけがえのないものなんだ

愛すべき自分なんだ

と思いました。


そして、

人がみんなそうであってほしい、と。


私が出会う人は

大切にしたい、と。


生活していくと

いろんなことがあって

落ち込んだり

自分を責めて

自分を嫌いになったり

相手に怒ったりすることが出てきます。

嫌いな人もやっぱりいます💧


心がトゲトゲになることがあるのは

人間だからあると思いますが

おおもとの部分は

自分も相手も尊重できる私でありたいです。


心がトゲトゲになったときだけではなくて

定期的に

この絵本を開いて

幸せをチャージしたいなと思いました🥰